4++ INCREMENT

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さぁ、いよいよACID XPRESSと4++シリーズを用いて、作曲を開始してみましょう。
4++シリーズをお持ちでない方は こちら に無料ダウンロードできるサンプルがあります。

4++ 無料素材ダウンロード(「2007年は五拍子普及の年!」キャンペーン )


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左下にファイル選択画面(エクスプローラ)が表示されます。 4++のデータCD-ROMを挿入したドライブを選択します。無料サンプルの場合はダウンロードしたフォルダを選択します。


4++シリーズは、コンストラクションキットの入ったフォルダごとに、曲名とBPM、キー情報が明記されています。
wavファイルは全てアシッダイズという処理が施されているので、どのテンポでも正しく再生されますが、なるべく自分の作ろうとしている曲のBPMに近い物を選んだ方が、自然に聞こえ、音も合わせやすくなっています。

フォルダ内にループ音源が格納されています。(フォルダ名と同じ名前のwavファイルには、ミックスされたループも入っています。 これから作ろうとしている曲とイメージが合うかどうか確認する際に便利です。)


まず初心者の方はBDから選びましょう。これはバスドラムの音になります。

気に入ったBDをドラッグ&ドロップしてください。 BD用のトラックが出来ます。このように、エクスプローラからトラックへファイルをドラッグ&ドロップすれば、音を貼り付けることが出来ます。貼り付けたら、再生ボタンで聞いてみましょう。

このように、コンピュータを使った作曲は、音を試行錯誤しながら貼り付けて行っていきます。


 高度な使い方 〜 5拍子素材を4拍子として使う

Options の Grid Spacing を Quarter Notesに設定すれば、拍単位でループの選択が出来ます。

  
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4++に収録されている全コンストラクションキットは五拍子なので、 この状態で貼り付けを行うと 「ループの前後一拍を削る」「真ん中の一拍を削ってループの前半二拍と後半二拍をくっつける」等の操作で四拍子のループを作ることも出来ます。

キーボードのSキーでループを分割できます。 前一拍削った場合と、後ろ一拍削った場合では、まったく印象の違った四拍子ループ素材となるので、四拍子のパートを作りたい方は、色々試してみてください。

  
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上記の方法で四拍子楽曲を作るというのも面白いのですが、4++の特徴は五拍子楽曲を作成出来るということです。 せっかくなのでやはり五拍子のパートも作ってみましょう。

初めから五拍子楽曲を作る場合、ACIDのデフォルト設定は四拍子になっているので、下図のように五拍子に変更しましょう。


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四拍子の音楽の一部に、ちょっとしたアクセントとして五拍子のパートを入れて味付けしたいという人の場合は、五拍子パートを入れたい部分にカーソルを合わせ、キーボードのTボタンを押してください。ダイアログボックスが表示されるので、Beats per measure: を5に設定してOKをクリックすれば、以降が五拍子パートになります。


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これらの操作を繰り返して、好きなように音を貼り付けていきましょう。
BD、HH、Clapなどを足していって、オリジナルのリズムを組み立ててください。


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間違えた、と思ったらCtrl+Z で一つ手前の操作に戻れます。

再生してみて、やっぱり合わないと思うトラックがあったら、右クリックでトラックを選択した後、Deleteを選択して削除して、新たに合いそうなトラックを挿入しましょう。


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どうですか?ループを使った作曲は、実はこれがほとんどすべてなのです。
あとはいろんな音を組み合わせたり、細かく音を切り貼りしたりすれば、オリジナリティの高い音楽が作れるのです!

※1 ACIDはSONY MEDIA SOFTWAREの商標です。
※2 そのほか掲載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。